やりがいが大きく、現代社会に必要とされるドライバーの仕事
2018.12.10
ドライバーの仕事については誤解も多く、本当のところがあまり知られていないと思いま
す。けれども、ドライバーの仕事は大変に魅力ある仕事です。そんなことをお伝えしたく
、私のこれまでの経験や、ドライバーの仕事の特徴についてお話しします。
私が運送業を始めたきっかけ
私は昔から「将来は社長になりたい」と思っていました。やればやるだけ成果が上がる社
長業に魅力を感じていたからです。しかし、では何の会社を立ち上げるかとなると、なか
なか「これだ」という仕事に出会えずにいました。
そんなある日、運送業を営む中学時代の先輩から「一緒にやらないか」と声をかけられま
した。私は車の運転が好きでしたし、体を動かすことも得意だったので、すぐに承諾しま
した。
初めて渡された軽四トラックはひどくボロボロで、エアコンが壊れているし、荷台のホロ
には穴が空いているし。おまけに、会社で働く人たちは、自分の父の年齢ぐらいの人が中
心で、そのことにも随分驚かされました。
でも、実際に働いてみるととても楽しい。毎日多くの人と顔を合わせますし、お客さまか
ら感謝されます。「いつもありがとう」「飲み物でも飲んでいって」と日常的に声をかけ
てもらえる仕事は、他にはあまりないと思います。それに、気楽なところもいいです。ハ
ンドルを握りながら鼻歌を歌っていても、誰にも何の文句も言われません。指定の場所に
指定の商品をしっかり届けさえすればいいので。さらに、やればやるだけ、仕事量に見合
った対価が得られます。
誘われた時は深く考えずに始めたこの仕事でしたが、気づけば私にとってかけがえのない
ものになっていました。
例えば暑い一日、仕事で疲れて汚れ、ドロドロになって帰宅して、肉を食べてビールを飲
んで寝る、というドライバーのライフスタイルは清々しく、「自分は生きているんだな、
これは男の仕事だ」と実感が持てるからです。
魅力あるドライバーの仕事
ドライバーの仕事は、集荷先から納品先に物を運ぶことで価値が生まれ、感謝される。自
身の働きが役に立ったのだと常々実感できます。お客さまやスタッフたちとは良好な関係
を保て、それに、車と免許、やる気さえあればできる仕事です。学歴がなくてもまったく
問題ありません。
この仕事は人の力が命です。運ぶ人がいなければ成り立ちません。近年のeコマースの伸
びとともに運送の需要は増え、ドライバーはますます社会に必要とされています。特に弊
社では、働く人の平均年齢を下げるためにも、若い人の力を欲しています。ぜひ、やる気
がある人にはうちに来てもらいたいです。
待遇は決して悪くない
ドライバーは待遇が悪いなど、ネガティブな噂も耳にしますが、実態としては全然そんな
ことはありません。昔は、朝8時から夜9時までを1コースとし、1人で担当させていたなん
て会社もあったようですが、今は違います。弊社は、1コース13時間なら、それを正社員2
人に2分割し、担当してもらっています。社員教育を徹底して配送効率を高め、長時間労
働を避けるよう企業努力を行っているので、待遇については心配しないでください。
もう一点は、きちんと利益が出るよう、配送料金を適正に設定しています。福利厚生を充
実させ従業員を守れるよう、原価計算をして価格を導き出しているんです。
また、弊社では働き方を自由に選択してもらえるよう、雇用体制を整えています。安定し
た収入を得たいなら、正社員。初任給は17万円~19万円程度で、能力に応じて年々上がっ
ていきます。一方、とにかく稼ぎたいなら、完全出来高制の業務委託でがっつり働いても
らいます。こちらの場合だと、月収が50万円あるドライバーもいます。あとは、もっと稼
いでもらうために、社内ベンチャー制度を取り入れようと準備を進めています。車を買い
、営業ナンバーを取り、社内で独立してもらう仕組みですね。
ドライバーの仕事のやりがい
ドライバーは、車のネジ1本から洋服、献血の血液まで、実にさまざまな物を運ぶので、
製造現場から流通の最後、エンドユーザーが手にする所までを一挙に見られる仕事です。
業界の裏側など、一般の人が知り得ないことまで知れたりします。
また荷物は、必ず待っている人がいるので、壊さず丁寧に、着実に届けなくてはならず、
責任ある仕事です。その分、お客さまにも感謝されるので、自身の仕事が役立っているこ
とを常に肌で感じられます。頑張れば頑張っただけ、稼げるのもいいですね。私たちと一
緒に働いて、ドライバーの仕事のやりがいを実感してもらいたいと思います。